バーデンバーデンでまさか
「旅サラダ」(毎週土曜日放送中の人気テレビ旅番組)で紹介され素敵なホテルだったので泊まる事を夫婦で楽しみにしていました。チェックイン時にクレジットカードとパスポートを見せて登録されましたのでチェックアウトは簡便化されます。
スーツケースを転がしながら、部屋は奥の奥の奥の方にありました。
窓の外では工事の音がうるさく、旅行でリラックスどころか? 騒々しいので早々に街歩きに出かけました。次の日はバルーンツアーに参加する予定でしたが、春が来るのが2013年は遅くて悪天候が続き、バルーンツアーは残念ながらキャンセルとなりました。
バルーンツアーに用意していたユーロ(現金)が残ったので、ホテルの支払いをカードではなく「現金」払いに変えることにしました。
そう言えば、この旅の暗雲について
1)バーデンバーデンのホテルの部屋はやたら「奥の奥の奥」
※旅サラダで紹介されていた素敵な部屋と同じクラスの部屋である事を事前に確認していたが、それ以下の「嘘やろー」と口に出したくなる程のひどい部屋であった。
このようなホテルは2度と泊まらないか、確認方法を検討する必要があります。
2)ホテルの部屋の外、すぐ横で工事があって騒音がひどい
ホテルの部屋の横で工事の騒音があってる事は滅多にないと思いますが、このような事はフロントで「工事があっていて騒音があります。工事へのご協力とご理解のほど、お願い致します。」なるメモを渡すのが日本のホテルではありそうですが、ここでは未だ未だです。夜は工事がないのでOKであったが、わざわざ、こんな部屋に通され何も注意事項はありませんでした。
このようなホテルは2度と選ばない。部屋を変えてもらうか、早々に出かけるかの対応を検討したい。
3)バーデンバーデンのバルーンツアーも悪天候でキャンセル
季節・天候だから仕方がない、これこそ暗雲。
春の訪れが遅い年もあり今回4月末でしたが、まだ春の走りで気を抜くと直ぐに冬に逆戻りの感覚。雨・風の悪天候でキャンセルとなってしまい、とても残念でした。
春の訪れが遅い年もあり今回の「4月下旬」よりも「5月下旬以降」が陽気な春となり「バルーンツアー」に行ける確率が上がります。「旅行の季節」を行事に合わせて選びたいものです!それと、天候によるキャンセルであればインドア系の「B案」を用意しておきましょう
4)乗り換え前の電車にジャーマンレイルパスを忘れた!
ジャーマンレイルパスを電車に忘れて来た!”]ドイツ旅行の電車移動で使っていたジャーマンレイルパスを乗り換えの際、前の電車内に忘れてきました。どのようにしてリカバーしたのかを、こちらトラベルトラブルで紹介してます。
※乗り換えの際はお気を付けください。このトラブル以降私生活でもやっている事があります。レストランや電車の席を立つ時は、指さし確認して、「席よし、テーブルよし、テーブルの下よし、荷物棚よし」と指を指して声に出して確認してます。
予定変更
バーデンバーデンの天候が悪くバルーンツアーはキャンセルとなったので次の目的地であるミュンヘンへの移動を早めました。
チェックアウトのためフロントに行くとホテルのフロント係はいません。(こんな事があるんですね!)まだ、出勤していないのです。事件はチェックアウトのその時に起きました。
ホテルロビー周辺を「掃除している人女性」がいたので、現金で支払いたい旨を申し出るとその女性がフロントに行き電話をして、現金で払いたい旨を声を出して電話しています。その後、現金を掃除の女性に支払いました。
代わりにキャッシャーから出て来た紙の金額を確認し受け取りました。これでチェックアウトOK、完了、問題無し。とその時は思ってました。
帰国後のカード請求内容の確認
帰国後のクレジットカード請求内容の確認なんてほとんどの方はしないと思いますが、
帰国後、ふと、この件を思い出し、もしかしてと思ってクレジットカード会社に連絡してみると「予感的中」。そのホテルからカード請求は来ていました。そこでクレジットカード会社に間に入っていただいて事実確認を進めることになりました。
2重請求である事を伝えて、やり取りが始まりました。
どこに「ダマシ」があったのでしょうか?
1)電話の真意 | 「掃除の女性」は未だ出勤していないフロント係に本当に電話したのでしょうか? |
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2)レシート | キャッシャーから出てきた紙は本当にレシート(領収書)だったのでしょうか? |
3)人相 | 後から思えば「そのような」顔つきが人相にも表れていました。 |
4)話し方 | これも後から思えば決してお客様の問題を解決してあげようとする思いやりは感じれませんでした。 |
クレジットカード会社への相談
1)掃除の女性は未だ出勤していないフロント係に本当に電話したのでしょうか?
フロント係に電話は無かったとの事で掃除の女性の自作自演の演技でした。
2)現金を渡して代わりにもらったレシートは本当にレシートだったのでしょうか?
手元にある「レシート」と私が思っていた紙切れは、実は「金額確認書」みたいなもので「掃除している女性」は日本人の私が、領収書と金額確認書との区別ができない事を知ってやったのだと思われます。
上の表中の4項目とは違ってきますが
3)ホテルフロントの防犯カメラ映像の確認
クレジットカード会社の担当を通じて、ホテルのフロント付近の防犯カメラがあれば「掃除の女性」と私たちが写っているハズなので確認して欲しい旨を伝えると、そのホテルのフロントには防犯カメラは設置してない事が分かりました。
4)レシート発行者の確認 上記2)と類似ですが
金額確認書の「レシート・モドキ」を発行した「係員の番号」か何かで確認できないか? それも不可でした。そんな証拠になるようなものは残しているはずがありません。
※クレジットカード会社では、24時間体制で、このような相談・調査にもしっかりとご対応頂きました。頼もしく、ありがたく感じた思い出となりました。
クレジットカードからもホテル代引き落し
結果的にクレジットカードからホテル代を引き落とされました。
その前に「掃除の女性」にも同額を現金で支払いました。
※ここにその時の「現金確認書」を掲載する(記事修正メモ)
今後の対応
このようなダマシ(詐欺)に今後合わないようにするために
1)クレジットカードでの支払いのみに徹する
小銭+アルファ以外は、全てクレジットカード払いにする
2)現金での支払いに変更しない
現金は出国の空港まで持ち帰り、そこで日本円に交換する。
※現金支払いの場合;
後から2重請求とならないようにするためには受け取った用紙に支払い済証明スタンプや係員の印、サイン等が入っている事と名刺をもらって、胸元の名札を見て確認し、一緒に記念撮影をする。もちろんフロント係へ支払います!
3)フロント係員以外の人には支払わない!
掃除の女性は、ホテルの人間であってもフロント係ではない。フロント係以外の人には支払わない!(この不用心、だれでも信用してしまうアホさと反省しています。)
4)リラックスと警戒心のバランス
旅行はリラックスも目的の一つですが、今回みたいな警戒心も必要なので要はバランスが大切です。
当然の事ですが、日本のテレビ番組で紹介されたからと言って100%手放しで信頼してはならない。
5)団体ツアー旅行と個人手配旅行のバランス
いきなり個人手配旅行をすると不慣れな点や知らない事も多いのでトラブルに遭う確率が高くなります。個人手配旅行の場合、全ては自己責任である事を肝に銘じる。
団体ツアー旅行に切り替える。海外旅行の初心者は団体ツアー旅行を何度か経験する。その上で、個人手配旅行にチャレンジする。
ドイツ旅行は最初から個人手配旅行で来ています。それはドイツ出張経験が数か月間数回あったので、ついつい、最初から個人手配旅行からやっています。コナレタれた時が危ない。いきなり個人手配旅行をすると不慣れな点や知らない事も多いのでトラブルに遭う確率が高くなります。
6)ホテルのフロント係が24時間体制であるか確認
24時間フロントにはフロント係がいるものと思っていました。バックヤードでもベル一つで呼び出せるものと思ってました。ここのホテルはそうではないホテルでした。
7)レシートをドイツ語で確認する 領収書(Kassenbon)
今回、高い授業料を払い滅多にできない貴重な経験をする事ができました。
騙された時の感想
・自作自演の上手い事!
・気持ちはがっくり! リカバーできない悔しさ一杯!
・数万円の授業料だった(時間経過とともに)・・・笑
・このような従業員を雇っているホテルには2度と泊まりたくない。
バーデンバーデンの坂の上にあるホテルだったので「まさか(ま坂)ホテル代詐欺にあうなんて!」
トラベルトラブルは情報共有して広めたい
このような事が起きた背景から想像すると
掃除の女性は初犯ではない可能性が高い ⇒ 被害にあった人も他にいる可能性がある
1)領収書と確認書を日本人の多くは見破れない
2)フロントのキャッシャーの操作ができる
3)フロントに防犯カメラは無いことを知っている(見れば分かる)
4)まだ出勤してないフロント係に流ちょうに自作自演の電話ができている
以上のことから推論すると掃除の女性は他にもやっている可能性が高くなります。
このような事に合わないようにするためにも今回情報共有させて頂きました。
2013年当時、対象の掃除の女性が働いていたホテルの名前は伏せておきます。