ドイツビール

ドイツビールを飲んで考える「ローマ帝国とカレンダー」の徹底解説

ドイツビールを飲みながら考える
「ローマ帝国とカレンダー」について徹底解説

素朴な疑問

1.ローマのワインとドイツビールってどんな関係?
2.ローマ帝国がカレンダーを大改造したって、本当?

「素朴な疑問」について記事の中で解説します。

この記事でわかる事

1.ローマのワインとドイツのビールの関係について解説
2.ローマ帝国がカレンダーを大改造した理由

1.ローマのワインとドイツビールの関係について解説

古代ローマの前にビールの歴史あり

古代ローマの時代は紀元前753年頃の話、一方、古代ビールの歴史は古く紀元前5000年前後の「くさび型文字」の話。
もちろん諸説あるので古代エジプトの壁画(ニアンククヌムとクヌムヘテプの墳墓の壁画)にビール作りの様子が書かれている事から紀元前500年との説もある。

古代ローマ紀元前753年、壁画から紀元前500年と、「あ、旅活はこれは近い時代」と思ってます。
また、ヨーロッパビールのはじまりはゲルマン民族の「ベオレ」・・・「穀物から」の意味

最初のビールは パンを水に浸してしばらくすると 麦芽、麦汁に、酵母(イースト)が反応し二酸化炭素(泡)とアルコールが発生し というのがビールができちゃった という説。

一方、ローマはビールではなくて「ワイン」。歴史的にはローマ帝国の繁栄で「ワイン」に「ビール」が押されてしまい歴史上、少数派になってしまいました。

地理的にローマはヨーロッパの南、ドイツは北、特に北部ではローマのようにブドウ作りが難しく、アルコール飲料としては、南がブドウができるのでワイン、北は小麦・大麦でビール作りが盛んになりました。

いまではウルツブルグではワイン作りも盛んですが、時代は紀元前後の時代。南はワイン、北はビールのアルコール飲料が盛んです。ビール作りの所でもふれますが、ブドウは元々甘く糖分なのでワイン化はビール作りよりも工程は少ない。

一方でビールは麦がデンプン状態なので、アミラーゼでもって糖化(麦→麦芽→焙燥)して初めて酵素が発酵してくれてアルコール飲料になりますので、ワイン作りよりもビール作りの方が工程が多くなります。

ちなみに、旅活はワインも好きなので「ドイツワイン」については別記事を見ていただけると嬉しいです。 シャインマスカットと食べながらヴァイスビアを飲む旅活。

2.ローマ帝国がカレンダーを大改造した理由

ではカレンダーについては

カレンダーも古代ローマやローマ帝国に関係します。
カレンダーの語源は借金帳簿です。次の月の1日に借金を返済する習慣があり、暦としてのカレンダーの語源です。

「人の妊娠期間」304日がカレンダーの基準

さて、カレンダーの起こりは諸説ありますが、1つの説に「人の妊娠期間」304日が基準として30で割って10か月が1年のカレンダーの誕生です。
これはローマ建国の初代王「ロームルス」によって古代ローマの時代である紀元前753年に「ロームルス暦」が制定されました。

1年 304日10か月 →
1年 355日12か月 → 365/366日12か月と変化

ところが、農耕作業(パンの材料、小麦の作付け、成長、収穫)と304日1年のカレンダーでは季節のずれが大きく、2代目王では355日1年のカレンダーに変わり、だいぶ現代の日数に近づいてきましたが、ここで1年は12か月になります。

①古代ローマ建国の初代王「ロームルス」紀元前753年制定
 人の妊娠期間304日、10か月を1年とした:ロームルス暦

この暦は一年の始まりを「生命のいぶきを感じられる春」を起点としていたため、現代の3月をロームルス暦では1月としていた

月の名称 補足
1月 Martius マルティウス 軍神マルスの月 ギリシャ神話の神 のちに火星
2月 Aprilis アプリーリス 愛と美と性の女神アプロディーテの月:ギリシャ神話の神
3月 Maius  マーイウス 豊穣の女神:ギリシャ神話やローマ神話の神の名
4月 Junius ユーニウス 結婚生活を守護する女神ユーノー:ローマ神話の神 June ブライド
5月 Quintilis クインティ-リス 5番目の月 Quintet:5重奏
6月 Sextilis ゼックスティーリス sexto:スペイン語の6番目の
7月 September セプテンベル Septem:ラテン語の7 Seven:7
8月 October  オクトーベル octo:ラテン語の8 タコの八っちゃん オクトパス
9月 November ノウェンベル nobem:ラテン語の9 Nine:9
10月 December デケンベル Decem:ラテン語の10 Decimal:10進数
11月 ロームルス暦には11月は無い
12月 ロームルス暦には12月は無い

※ロームルス暦:現代の3月の春を1月として1年が始まり、1年を10か月として運用、冬の2か月は月の名称は無かった
※人の妊娠期間304日をベースにしていたため、小麦などの農耕作業とは大きな「ヅレ」を生じていた。
ジュンブライド(6月の花嫁)ユーニウス(ユーニ:June(ジュン):結婚生活を守護する女神ユーノー:ローマ神話の神

②2代目王「ヌマ」紀元前700年頃制定
 農耕作業に合わせ355日、12か月を1年とした:ヌマ暦

この暦は現在の1月と2月の2つの月を追加した。

月の名称 補足
1月 Januarius ヤヌアリウス 出入口の守護神(ヤーヌス)終始を司り1月の神
2月 Februarius フェブアリウス 古代ローマの慰霊祭Februaliaの主神
1→3月 Martius マルティウス 軍神マルスの月 ギリシャ神話の神 のちに火星
2→4月 Aprilis アプリーリス 愛と美と性の女神アプロディーテの月:ギリシャ神話の神
3→5月 Maius  マーイウス 豊穣の女神:ギリシャ神話やローマ神話の神の名
4→6月 Junius ユーニウス 結婚生活を守護する女神ユーノー:ローマ神話の神 June ブライド
5→7月 Quintilis クインティ-リス 5番目の月 Quintet:5重奏
6→8月 Sextilis ゼックスティーリス sexto:スペイン語の6番目の
7→9月 September セプテンベル Septem:ラテン語の7 Seven:7
8→10月 October  オクトーベル octo:ラテン語の8 タコの八っちゃん オクトパス
9→11月 November ノウェンベル nobem:ラテン語の9 Nine:9
10→12月 December デケンベル Decem:ラテン語の10 Decimal:10進数

※ようやく1年が12か月のカレンダーになりました。
※次は、元老院も称えた「ジュリアス・シーザー = ユリウス・カエサル」の功績
※ユリウス・カエサルの誕生月が7月だったこともあり・・・

③ジュリアス・シーザー 紀元前47年制定
太陽暦ベースで365日(閏年366日)12か月を1年とした:ユリウス暦

アレキサンドリアの天文学者ソシゲネスから学びローマで制定、クインティーリス「5番目の月」を「ユリウス」に改称し紀元前44年没

月の名称 補足
1月 Januarius ヤヌアリウス 出入口の守護神(ヤーヌス)終始を司り1月の神
2月 Februarius フェブアリウス 古代ローマの慰霊祭Februaliaの主神
3月 Martius マルティウス 軍神マルスの月 ギリシャ神話の神 のちに火星
4月 Aprilis アプリーリス 愛と美と性の女神アプロディーテの月:ギリシャ神話の神
5月 Maius  マーイウス 豊穣の女神:ギリシャ神話やローマ神話の神の名
6月 Junius ユーニウス 結婚生活を守護する女神ユーノー:ローマ神話の神 June ブライド
7月 Quintilis クインティ-リス
→ Julius(ユリウス)
ユリウス・カエサル=ジュリアス・シーザー
8月 Sextilis ゼックスティーリス sexto:スペイン語の6番目の
9月 September セプテンベル Septem:ラテン語の7 Seven:7
10月 October  オクトーベル octo:ラテン語の8 タコの八っちゃん オクトパス
11月 November ノウェンベル nobem:ラテン語の9 Nine:9
12月 December デケンベル Decem:ラテン語の10 Decimal:10進数

④8月をローマ帝国の初代皇帝Augstus アウグスティヌス由来のAugust オーガストに改称

月の名称 補足
1月 Januarius ヤヌアリウス 出入口の守護神(ヤーヌス)終始を司り1月の神
2月 Februarius フェブアリウス 古代ローマの慰霊祭Februaliaの主神
3月 Martius マルティウス 軍神マルスの月 ギリシャ神話の神 のちに火星
4月 Aprilis アプリーリス 愛と美と性の女神アプロディーテの月:ギリシャ神話の神
5月 Maius  マーイウス 豊穣の女神:ギリシャ神話やローマ神話の神の名
6月 Junius ユーニウス 結婚生活を守護する女神ユーノー:ローマ神話の神 June ブライド
7月 Julius ユリウス ユリウス・カエサル=ジュリアス・シーザー
8月 Sextilis ゼックスティーリス
→ August オーガスト
ローマ帝国初代皇帝のアウグストゥス
9月 September セプテンベル Septem:ラテン語の7 Seven:7なのに9月
10月 October  オクトーベル octo:ラテン語の8 タコの八っちゃん オクトパス
11月 November ノウェンベル nobem:ラテン語の9 Nine:9なのに11月
12月 December デケンベル Decem:ラテン語の10 Decimal:10進数10なのに12月

※古代ローマではなくて、ローマ帝国の初代皇帝Augstus アウグスティヌス。
※ユリウス・カエサルはアウグスティヌスの養父。
※Augstus アウグスティヌスも「6番目の月」現代の8月をAugstus アウグスティヌス→ August オーガストに改称させた。

カレンダーには「ユリウス・カエサル」や、養子の「Augstus アウグスティヌ:初代ローマ皇帝」の名前が入りました。

その後このカレンダーは16世紀までの長きに渡り使われました。その間、農耕作業にも用いられ、「パンやビール」の原材料となる「大麦や小麦」の栽培にも貢献しました。カレンダーのお陰で美味しいパンやドイツビールが飲めるようになりました。

農耕作業にもマッチしたカレンダーのお陰で美味しい「ドイツビール」飲めてるんだーと旅活は、手にしたビールグラスを見つめるのでした。

参考)
1.ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典

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