持ち物

スイスで風景と星景写真を撮るための旅行準備「デジタル一眼レフカメラ装備」

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美咲
美咲
スマホでも撮れるけど、本格的なカメラで撮りたいの。だからと言って「 ↑こんなにたくさんは無理」 アドバイスください!
あきら
あきら
旅行はスマホでOKだけど本格的な写真を撮るには一眼レフ。ここまでの装備を持っていきたいが、ここから絞り込むのが難しいんだ。 スイスの撮影旅行に持って行った装備をご紹介します。

撮影旅行の行先は?

スイスはマッターホルンを望む町ツェルマット(Zermatt)/ゴルナグラート(Gornergat)やユングフラウヨッホへのアクセスの町グリンデルバルト(Grindelwald)へ行きます。空気が澄んでて綺麗なので星空の撮影にもチャレンジします。

1.夫婦で海外旅行

旅行の思い出を いい写真で残すために三脚を持参して一眼レフで撮影

2.スイスの風景

氷河、マッターホルン、ユングフラウヨッホ、アイガーなどを入れたやまやま、そこをハイキングする人と合わせた撮影

3.星景写真

スイスは空気が澄んでいて高地の立地を活かして晴れれば星景写真にチャレンジ

4.ハイキング

登山とまではいきませんが、ロープウェイで山頂付近まで移動後、山岳写真にチャレンジ

5.街歩き

観光地、待ち歩きはスマホでも撮りますが、せっかく一眼レフを持っていきますのでf値を小さくしてボケを活かした撮影にチャレンジ。

風景写真と星景写真を撮るための装備

おすすめの装備を表にしました。コメントを付けてますが、詳細は続いて紹介させて頂きます。

 一眼レフカメラ
 ミラーレスカメラ
ニコン D810(2022年であればD850やミラーレスZ7Ⅱ、Z6Ⅱ)相当
Nikon派、キャノン派やSONY派・・・とあると思いますが、メインのカメラ 1台。
特にフルサイズの中でもセンサーの画素数が2000万~5000万のもの
 レンズ1風景・星景写真用に広い角度で撮れるように14-24mm 例えば AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
 レンズ2手元、テーブル、ポートレイト用に24-70mm 特に星景写真では明るさが欲しいのでf/2.8 例えば AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
 レンズ3遠くのマッターホルンなどを少し寄せて撮るシーンでは 70-200mm 例えば AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
 レンズ4何本も持っていけない場合は AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR 但し、2022年時点では旧製品になっている
 レンズ5高山植物や家や通りの花飾りをマクロレンズ 60mm か 105mm など
 レンズ6単焦点 20mm 35mm 50mm 105mm など
 三脚風景写真も三脚に固定してから撮影したい。星景写真では三脚は必須。荷物は減らして軽くしたいのですが三脚は頑張って持っていきます。
 雲台自由雲台が使いやすいです。微妙に角度方位仰角などを微調整しながら変えたいときはギア雲台がおすすめです。
 フィルターC-PL フィルター購入時に付いてるケースは外圧に非常に弱いものがありますので注意が必要です。
 フィルターケースフィルターケースは外圧に非常に弱いものがありますので別途用意して使ってます。 ⇒ フィルターケース
 紙テープレンズのピント固定用(白:本当に暗い所では黒はほぼ見えなくなってしまいます)
 レリーズ風景・星景写真ではカメラ本体のシャッターを押下するよりもレリーズでシャッターを切ります
 予備メモリー予備メモリー(SDカード、XQD、CF、CFexpress)を外圧に強いケースに入れて
 レンズヒーターベルト式のレンズヒーター(ウォーマー)
 
 クリーニングキット1)ブロアー
2)クリーニングブラシ
3)シルボン紙などのクリーニングペーパー(使用液)
 フラッシュフラッシュを使った撮影が不要な場合は持っていきません
 充電器1)カメラのバッテリーの充電器
2)単3単4の充電器
3)スマホ、タブレットの充電器
 バッテリー1)カメラのバッテリー予備
2)カメラのバッテリーケース用の低温対応の電池(リチウム乾電池)
3)レンズヒーター用モバイルバッテリー
4)ヘッドライト用の予備電池
5)レリーズが電池式の場合の予備電池
6)フラッシュの予備電池
 ケーブル類1)カメラバッテリー充電器用ケーブル(ACコード)
2)ACテーブルタップ
3)コンセント変換プラグ
4)レンズヒーター用電流・電圧系(コード)
5)スマホ・タブレット充電器

風景写真と星景写真を撮るための装備詳細説明

一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラ

既にお持ちの場合は、ニコン、キャノン、ソニーで多くを占めてます。各自お気に入りのカメラを準備。

2015年の旅行ではニコン、D810を持っていきました。
これから揃える方にはミラーレス一眼レフカメラがおすすめです。
それは高画素数であり、プリズムが無い分小型・やや軽量になるからです。
ニコン派

キャノン派

ソニー派

レンズ

レンズは多くの種類があり各メーカー対応のレンズもあります。撮影対象に合わせて準備しましょう。また1本30万円クラスのレンズを数本用意することもあり予算に合わせて準備しましょう。

基本の大三元とマクロレンズ

大三元と呼ばれるレンズがあります。レンズf値が明るいレンズでズームレンズです。中のレンズも増え、構造も複雑になり主無成ります。価格も大三元はトップクラスです。

相当体力とスタミナに自信がある方は、大三元レンズとして「14-24mm 24-70mm 70-200mm」の三本と「60mmか105mm」のマクロレンズを持って行くと安心です。このレンズが重いんです。

ズームレンズの中には大三元ではありませんが高倍率ズームがあります。「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」は1本のレンズで 「28mm~300mmを」カバーし、f/3.5 ~ 5.6と使えるレンズです。但し、2020年3月時点で旧製品(製造中止)となっています。

三脚

風景写真

風景写真で固定して撮る際に三脚を用います。ブレが抑えられます。
手持ちでも撮れますが、しっかりととるためには持って行ってます。

星景写真

星だけを撮るのであれば、どこで撮っても空気の違いや見える星に差があるだけですが、今回はマッターホルンやアイガーを入れて星と一緒に撮る星景写真になります。星景写真では基本的に三脚を使って撮ります。

星景写真での三脚の足(脚)は3段継ぎ、4段継ぎなどがありますが、「固定して撮る」という目的がありますので、全段を伸ばしきっては撮らないことが多いです。最も短く縮小した状態(収納した状態)が一番強い状態なので、周囲の状況が許せば短い状態で撮ってます。

三脚と雲台

三脚は足の部分の「脚」とカメラを取り付ける「雲台」とに分けられます。

雲台は自由雲台が一般的です。他には微妙に縦横回転を変える時にはギア雲台を使います。

レリーズ

三脚(ここでは雲台を含む)にカメラを固定して撮る時には、カメラのシャッターボタンを直接押し込んで撮影するとどうしてもカメラが動くリスクがありますので、レリーズを使って撮影します。安価でありますので用意しましょう。

ワイヤレスとワイヤード

ワイヤードはカメラの専用コネクターにつないでケーブルが1m程あり、その先にリモコンがあります。もし電池を忘れたら、押せばシャッターは切れますので、シャッターを押しながら1,2,3、15秒と頭で数えて撮影する事ができます。

ワイヤレスは、カメラに取り付ける受信機(コネクタまでの短いケーブル付き)と手に持ってつかうリモコンとがあります。受信機、リモコンともに動作用の電池が必要です。

設定と練習

予め、リモコンで簡単にサクサクと 「10秒、15秒、20秒、30秒、60秒など」希望時間の設定ができるように出発前に練習しておきましょう。

フィルター

風景、山岳写真で空の青さを際立出せるにはPLフィルターが簡単で便利です。特に雪景では反射が多くC-PLで回転して数枚撮ります。回転してると分かりますが、反射が多くなる部分もありますので好みで回す位置を決めます。

一般的には「一番暗くなるところ」言われてますが、あくまでも一般的に言われてることであって、C-PLを使っての撮影では、一番暗くなるところで数枚、回転の前後2か所は撮っています。もちろん一番反射が多くなるところでも時間があれば撮っておきましょう。

フィルターケース

もっとも優れた外圧に強いものはペリカンケースをおすすめします。
逆にこれしかありません。 国内店舗ではヨドバシのカメラコーナーでハクバさんのを販売してあります。

1枚3万円もするようなNiSi のフィルターを何枚も持っていくときは「ペリカン 1300」に入れて行ってます。

フィルターやフィルター取付金具(アタッチメント)次第ではペリカンケースの大きさを変える必要があります。
1200よりも1300が大きいです。

ペリカン 1200

ペリカン 1300

色違いもあります。
同じ色で統一すると見た目にはかっこいいです。中身で分かるようにするには各色そろえると区別しやすいです。

中味がフィルターのケースを持ってきて! と言うより、オレンジのケースを持ってきて! これで間違いなし。

ユニックス タイトロック

外圧からの耐性は下がりますが、周囲に詰め込む荷物との工夫次第では「ユニックス タイトロック 」TLO60やTLO70に入れて持っていくこともあります。 

タイトロック系で2点どめは1カ所ロックが外れると片方が開きますが、4点ロックのこの製品は1カ所ロックが外れても緩みはしますが開く事はないので安心できる容器です。

外圧も押せば多少凹みますが、意外と強いので2,3種類買って試す事をおすすめします。

私は、
小物系ではTLO-30 850ml容量 を多用してます。

小物金具類は TLO-10 20 シルボン紙はTLO-30に入れてます。

中型では TLO-60 2.6 L を多用してます。
ケーブル類はTLO-60に USB-ミニ、USB-マイクロ、USB-C、USB-3.0、iPhone(Lightning)、USB-B(機器)、USB-A延長などに分けて整理しています。 大き目のカメラ機材 フィルターでは 82mm、77mm、62mm、 天体観測系では 48mmと分けています。

大型では TLO-70 4.5 L を多用しています。
天体観測はケーブル類、アタッチメント、アイピースなど、カメラ機材はレンズヒーターなどを、中身によっては乾燥剤とともにいれています。

TLO-30 850ml

TLO-60 2.6 L

TLO-70 4.5 L

レンズヒーター

フラッシュ

紙テープ

予備メモリー

予備電池

気温がマイナス10℃程の環境で撮影しますので、ニッケル水素などの充電電池は低温時に容量が減ります。予備電池は余分に準備しておきましょう

低温対策

電池の低温対策として、予備電池はダウンジャケットのポケットに入れておくと外気さらしておくよりは人肌ちかくの温度になるので容量減少の対策になります。

カメラに入った電池の低温が電池容量の減少になるのでカメラにホッカイロを張り、ダウンのカバーで覆う事もできます。

電池容量を増やす方法
電池容量を増やす方法は電池ホルダー(縦長(ポートレイト)に構えた時にシャッターが右横にくる)を使います。電池ホルダーに単3型の「リチウム乾電池」を入れて使います。

リチウム乾電池
リチウム乾電池は極低温で使えます。保存期間が10年と長期のため防災用途でも重宝します。持つと分かりますがアルカリ電池やニッケル水素電池と比較して軽量です。旅行に「軽量」はメリットです。 信頼のパナソニックから出ています。

充電器

カメラの電池の充電器は特に専用ですので持っていきます、ACコードも持っていきますが日本のコンセントプラグが行ったホテルではそのままさせましたが、220V用のコンセント変換プラグは用意していきましょう。

電池の種類(用途)

スマホ2台・・・夫婦各1台
タブレット・・・iPad1台
カメラ・・・カメラ本体に入れている1個、ポケットに1個、撮影に合わせてもう1個、
カメラのバッテリーホルダー用・・・リチウム乾電池
フラッシュ・・・フラッシュ専用形状
レリーズ(受信機、送信機(リモコン)・・・ニッケル水素 単3:4本、単4:8本
ヘッドライト・・・USBから本体に充電するタイプなのでヘッドライトかミニ懐中電灯を別に1個

電池の種類(形状)

カメラ専用バッテリー
リチウム乾電池(単3)
ニッケル水素充電電池(単3)
ニッケル水素充電電池(単4)
フラッシュ専用バッテリー

ケーブル類

デジタル一眼レフ・ミラーレスカメラパッキング

カメラ機材は80Lクラスのスーツケースに入れて海外へ持ち出します。

カメラ機材はそのまま入れてしまうと「ごちゃごちゃになりぶつかり合い破損したり」しますので、事前に内ケースに入れます。

内ケースとしては2種類用意してます。1つはクッションケース、2つ目はハードケースとして「保存容器」に入れていきます。

1枚数万円するようなフィルターを連れていく場合は、保存容器よりも信頼性が高い(多少重くはなりますが)PELICANケースにしています。

ソフトケース大カメラやレンズを入れます
ソフトケース中レンズ、小物を入れます
ソフトケース小レンズ、小物を入れます
三脚袋三脚がカーボンの為、傷防止のため
保存容器 2.6L4点止めの保存容器 外圧からまもるフィルターやレリーズなど
保存容器 850 mL4点止めの保存容器 外圧からまもるメモリー、電池など小物

風景写真と星景写真を撮るための服装系の装備

星景写真の場合

想定:3000m級 気温 -10℃
宿泊:ホテル
距離:撮影場所とホテル間、徒歩10分以内

風景写真の場合

想定:2000 ~ 3000m級 気温 0℃
宿泊:ホテル
距離:撮影場所とホテル間、徒歩60分以内

服装リスト

ダウンジャケット
ダウンパンツ
毛糸の帽子
撮影用寒冷地手袋
靴下
ヘッドライト

結露予防

カメラ・レンズの結露が発生する理由

外気の冷たい(寒い)場所で撮影すると使っていた「カメラやレンズなど機材」は外気と同じ低温になっています。

その冷えた機材を暖かいホテルの中に入れると暖かい周囲の空気が冷やされてカメラ本体やレンズが結露します。

レンズ結露:外側の結露(つゆ)は拭きとれますが、特にレンズ内部の結露は曇りとなり一般的には修理が必要になります。

結露防止の対策

1.寒い所から暖かい所へ段階的にホテルの室温に戻す

具体的には、寒冷地にあるホテルロビーでは2重ドアになっています。

最初のドアに入ったらすぐにダウンジャケットを脱いで、別に用意したダウンブランケットで包みます。
包む際は、ダウンジャケットを裏返して冷たい外気側(外側)でカメラ機材を包みます。
着てて内側、つまり人肌の温度になっているほうは、カメラ機材を包むと外側になります。

雨などでダウンジャケットの外側が濡れている場合はこの方法は不可です。

第2のドア(内側の扉)を開けて入ります。

包んだダウンジャケットやダウンブランケットからカメラ機材を落下させないようにホテルの部屋に持っていき、部屋のなかでも乾燥していて低温の場所を探してそこにダウンジャケットが汚れないようにすつんだまま半日ほど待ちます。数時間をかけてダウンジャケット(ブランケット)の外(室温)と内(撮影に使った低温状態のカメラ機材)の温度が同じ(室温)になります。

寒冷地のホテルは暖房されており温度が同じになると結露は発生しません。

※メモリーカード:撮影まもなく編集や出稿が必要な場合は第1のドアを入った所でカメラ機材をダウンに包むときにメモリーカードを取り出してケースに入れておきましょう。但し、メモリーカードもごく低温にさらされており、それをそのまま部屋に持ち込むと決する条件は揃ってますので、リスクを伴います。 時間に余裕がある場合は、結露対策中(ダウンに包んでいる間)はメモリーカードを入れたままにしています。

撮影機材を減らす方法

はっきり言って「割り切り」です。
どうしても持っていきたい場合は、夫婦、カップルであったら、荷物を分けます。

先頭の写真を見て何が不要でしょうか?

割り切り案1

フラッシュです。フラッシュ撮影は独特の写真表現ができますので必須機材ではありますが、フラッシュ撮影目的の場合の他は外します。

割り切り案2

レンズ編
何をどう撮るかで決めます。

レンズ14-24mmは星景写真には外せない1本です。単焦点 14mm、やこれに近いのがあれば割り切ります。ズームレンズより単焦点が一般的に軽量です。

24-70mmは一番よく使うレンズですので機内、ラウンジ、レストランでも使ってます。

70-200mmは遠くの景色、例えばマッターホルンが綺麗に見える所からは相当離れていますので、70mm以上の望遠で寄せたい所です。 

マクロレンズ
季節的に花が少ない時期であればマクロレンズを外します。それに、スイスで撮った感、はマクロレンズで特に現れません。
70-200mズームレンズの代わりに105mmマクロを代用すると割り切れれば、70-200mmは外します。105mmマクロもf/2.8なので明るいレンズです。風景も撮れます。数センチメートルまでも寄れます。

旅程の概要

今回はフランス>ドイツ>スイス>(一部オーストリア)を旅します。
仕事を調整して15日間の休みを取り、さあ!出発です。

羽田空港>フランス:パリ:シャルルドゴール空港>ドイツ:フランクフルト空港>
ウルツブルグ>スイス:グリンデルバルト>ツェルマット>ゴルナグラート泊>
氷河急行>クルー>ミュンヘン>ミュンヘン空港>シャルルドゴール空港>羽田空港

体力と荷物の重量

旅の前にはしっかり調べて計画、旅行は荷物は絶対に軽く!

スーツケースにこれらの機材を詰めて持っていきました。年齢は50代でしたが何とか持っていけました。

本人の身体の体重が重いと膝が無理することがあり60代以降は「変形性膝関節症」の発生確率も高くなってくるので旅行荷物は超軽くする必要があります。

身体に合った荷物に制限することをおすすめします。