ドイツビールを飲みながら考える
「ローマ帝国とカレンダー」について徹底解説
1.ローマのワインとドイツビールってどんな関係?
2.ローマ帝国がカレンダーを大改造したって、本当?
「素朴な疑問」について記事の中で解説します。
1.ローマのワインとドイツのビールの関係について解説
2.ローマ帝国がカレンダーを大改造した理由
- 1.ローマのワインとドイツビールの関係について解説
- 2.ローマ帝国がカレンダーを大改造した理由
- ではカレンダーについては
- 「人の妊娠期間」304日がカレンダーの基準
- 1年 304日10か月 →
1年 355日12か月 → 365/366日12か月と変化 - ①古代ローマ建国の初代王「ロームルス」紀元前753年制定
人の妊娠期間304日、10か月を1年とした:ロームルス暦 - ②2代目王「ヌマ」紀元前700年頃制定
農耕作業に合わせ355日、12か月を1年とした:ヌマ暦 - ③ジュリアス・シーザー 紀元前47年制定
太陽暦ベースで365日(閏年366日)12か月を1年とした:ユリウス暦 - ④8月をローマ帝国の初代皇帝Augstus アウグスティヌス由来のAugust オーガストに改称
- 古代ローマ建国の初代王「ロームルス」紀元前7535年 304日10か月を1年とした
1.ローマのワインとドイツビールの関係について解説
古代ローマの前にビールの歴史あり
古代ローマの時代は紀元前753年頃の話、一方、古代ビールの歴史は古く紀元前5000年前後の「くさび型文字」の話。
もちろん諸説あるので古代エジプトの壁画(ニアンククヌムとクヌムヘテプの墳墓の壁画)にビール作りの様子が書かれている事から紀元前500年との説もある。
古代ローマ紀元前753年、壁画から紀元前500年と、「あ、旅活はこれは近い時代」と思ってます。
また、ヨーロッパビールのはじまりはゲルマン民族の「ベオレ」・・・「穀物から」の意味
最初のビールは パンを水に浸してしばらくすると 麦芽、麦汁に、酵母(イースト)が反応し二酸化炭素(泡)とアルコールが発生し というのがビールができちゃった という説。
一方、ローマはビールではなくて「ワイン」。歴史的にはローマ帝国の繁栄で「ワイン」に「ビール」が押されてしまい歴史上、少数派になってしまいました。
地理的にローマはヨーロッパの南、ドイツは北、特に北部ではローマのようにブドウ作りが難しく、アルコール飲料としては、南がブドウができるのでワイン、北は小麦・大麦でビール作りが盛んになりました。
いまではウルツブルグではワイン作りも盛んですが、時代は紀元前後の時代。南はワイン、北はビールのアルコール飲料が盛んです。ビール作りの所でもふれますが、ブドウは元々甘く糖分なのでワイン化はビール作りよりも工程は少ない。
一方でビールは麦がデンプン状態なので、アミラーゼでもって糖化(麦→麦芽→焙燥)して初めて酵素が発酵してくれてアルコール飲料になりますので、ワイン作りよりもビール作りの方が工程が多くなります。
ちなみに、旅活はワインも好きなので「ドイツワイン」については別記事を見ていただけると嬉しいです。 シャインマスカットと食べながらヴァイスビアを飲む旅活。
2.ローマ帝国がカレンダーを大改造した理由
ではカレンダーについては
カレンダーも古代ローマやローマ帝国に関係します。
カレンダーの語源は借金帳簿です。次の月の1日に借金を返済する習慣があり、暦としてのカレンダーの語源です。
「人の妊娠期間」304日がカレンダーの基準
さて、カレンダーの起こりは諸説ありますが、1つの説に「人の妊娠期間」304日が基準として30で割って10か月が1年のカレンダーの誕生です。
これはローマ建国の初代王「ロームルス」によって古代ローマの時代である紀元前753年に「ロームルス暦」が制定されました。
1年 304日10か月 →
1年 355日12か月 → 365/366日12か月と変化
ところが、農耕作業(パンの材料、小麦の作付け、成長、収穫)と304日1年のカレンダーでは季節のずれが大きく、2代目王では355日1年のカレンダーに変わり、だいぶ現代の日数に近づいてきましたが、ここで1年は12か月になります。
月 | 月の名称 | 補足 |
---|---|---|
1月 | Martius マルティウス | 軍神マルスの月 ギリシャ神話の神 のちに火星 |
2月 | Aprilis アプリーリス | 愛と美と性の女神アプロディーテの月:ギリシャ神話の神 |
3月 | Maius マーイウス | 豊穣の女神:ギリシャ神話やローマ神話の神の名 |
4月 | Junius ユーニウス | 結婚生活を守護する女神ユーノー:ローマ神話の神 June ブライド |
5月 | Quintilis クインティ-リス | 5番目の月 Quintet:5重奏 |
6月 | Sextilis ゼックスティーリス | sexto:スペイン語の6番目の |
7月 | September セプテンベル | Septem:ラテン語の7 Seven:7 |
8月 | October オクトーベル | octo:ラテン語の8 タコの八っちゃん オクトパス |
9月 | November ノウェンベル | nobem:ラテン語の9 Nine:9 |
10月 | December デケンベル | Decem:ラテン語の10 Decimal:10進数 |
11月 | ロームルス暦には11月は無い | |
12月 | ロームルス暦には12月は無い |
※ロームルス暦:現代の3月の春を1月として1年が始まり、1年を10か月として運用、冬の2か月は月の名称は無かった
※人の妊娠期間304日をベースにしていたため、小麦などの農耕作業とは大きな「ヅレ」を生じていた。
※ジュンブライド(6月の花嫁)ユーニウス(ユーニ:June(ジュン):結婚生活を守護する女神ユーノー:ローマ神話の神
月 | 月の名称 | 補足 |
---|---|---|
1月 | Januarius ヤヌアリウス | 出入口の守護神(ヤーヌス)終始を司り1月の神 |
2月 | Februarius フェブアリウス | 古代ローマの慰霊祭Februaliaの主神 |
1→3月 | Martius マルティウス | 軍神マルスの月 ギリシャ神話の神 のちに火星 |
2→4月 | Aprilis アプリーリス | 愛と美と性の女神アプロディーテの月:ギリシャ神話の神 |
3→5月 | Maius マーイウス | 豊穣の女神:ギリシャ神話やローマ神話の神の名 |
4→6月 | Junius ユーニウス | 結婚生活を守護する女神ユーノー:ローマ神話の神 June ブライド |
5→7月 | Quintilis クインティ-リス | 5番目の月 Quintet:5重奏 |
6→8月 | Sextilis ゼックスティーリス | sexto:スペイン語の6番目の |
7→9月 | September セプテンベル | Septem:ラテン語の7 Seven:7 |
8→10月 | October オクトーベル | octo:ラテン語の8 タコの八っちゃん オクトパス |
9→11月 | November ノウェンベル | nobem:ラテン語の9 Nine:9 |
10→12月 | December デケンベル | Decem:ラテン語の10 Decimal:10進数 |
※ようやく1年が12か月のカレンダーになりました。
※次は、元老院も称えた「ジュリアス・シーザー = ユリウス・カエサル」の功績
※ユリウス・カエサルの誕生月が7月だったこともあり・・・
月 | 月の名称 | 補足 |
---|---|---|
1月 | Januarius ヤヌアリウス | 出入口の守護神(ヤーヌス)終始を司り1月の神 |
2月 | Februarius フェブアリウス | 古代ローマの慰霊祭Februaliaの主神 |
3月 | Martius マルティウス | 軍神マルスの月 ギリシャ神話の神 のちに火星 |
4月 | Aprilis アプリーリス | 愛と美と性の女神アプロディーテの月:ギリシャ神話の神 |
5月 | Maius マーイウス | 豊穣の女神:ギリシャ神話やローマ神話の神の名 |
6月 | Junius ユーニウス | 結婚生活を守護する女神ユーノー:ローマ神話の神 June ブライド |
7月 | Quintilis クインティ-リス → Julius(ユリウス) | ユリウス・カエサル=ジュリアス・シーザー |
8月 | Sextilis ゼックスティーリス | sexto:スペイン語の6番目の |
9月 | September セプテンベル | Septem:ラテン語の7 Seven:7 |
10月 | October オクトーベル | octo:ラテン語の8 タコの八っちゃん オクトパス |
11月 | November ノウェンベル | nobem:ラテン語の9 Nine:9 |
12月 | December デケンベル | Decem:ラテン語の10 Decimal:10進数 |
月 | 月の名称 | 補足 |
---|---|---|
1月 | Januarius ヤヌアリウス | 出入口の守護神(ヤーヌス)終始を司り1月の神 |
2月 | Februarius フェブアリウス | 古代ローマの慰霊祭Februaliaの主神 |
3月 | Martius マルティウス | 軍神マルスの月 ギリシャ神話の神 のちに火星 |
4月 | Aprilis アプリーリス | 愛と美と性の女神アプロディーテの月:ギリシャ神話の神 |
5月 | Maius マーイウス | 豊穣の女神:ギリシャ神話やローマ神話の神の名 |
6月 | Junius ユーニウス | 結婚生活を守護する女神ユーノー:ローマ神話の神 June ブライド |
7月 | Julius ユリウス | ユリウス・カエサル=ジュリアス・シーザー |
8月 | Sextilis ゼックスティーリス → August オーガスト | ローマ帝国初代皇帝のアウグストゥス |
9月 | September セプテンベル | Septem:ラテン語の7 Seven:7なのに9月 |
10月 | October オクトーベル | octo:ラテン語の8 タコの八っちゃん オクトパス |
11月 | November ノウェンベル | nobem:ラテン語の9 Nine:9なのに11月 |
12月 | December デケンベル | Decem:ラテン語の10 Decimal:10進数10なのに12月 |
※古代ローマではなくて、ローマ帝国の初代皇帝Augstus アウグスティヌス。
※ユリウス・カエサルはアウグスティヌスの養父。
※Augstus アウグスティヌスも「6番目の月」現代の8月をAugstus アウグスティヌス→ August オーガストに改称させた。
カレンダーには「ユリウス・カエサル」や、養子の「Augstus アウグスティヌ:初代ローマ皇帝」の名前が入りました。
その後このカレンダーは16世紀までの長きに渡り使われました。その間、農耕作業にも用いられ、「パンやビール」の原材料となる「大麦や小麦」の栽培にも貢献しました。カレンダーのお陰で美味しいパンやドイツビールが飲めるようになりました。
農耕作業にもマッチしたカレンダーのお陰で美味しい「ドイツビール」飲めてるんだーと旅活は、手にしたビールグラスを見つめるのでした。
参考)
1.ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典
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妊娠中や授乳期の飲酒はやめましょう。
お酒はなによりも適量です。のんだあとはリサイクル。